ワードラップ(自動改行、禁則処理)の規則について

文書番号 : 27329     文書種別 : 技術情報     最終更新日 : 2012/12/26
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ActiveReports for .NET 6.0J Standard
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TextBoxやLabelコントロールのWordWrapプロパティをTrueに設定した場合、ワードラップ動作によって、文字列がコントロールの幅で自動的に改行されます。

ワードラップは単語単位に発生し、半角文字と全角文字では動作が異なります。
半角文字の場合はスペースと特定の記号が単語の区切りとして判断されます。これに対し、全角文字の場合は1文字が1単語として扱われます。(ただし、半角カナは全角文字として扱われます。これは、.NET Frameworkの文字列描画に準拠するためです。)

◆単語区切りと判断される文字(半角スペースを含む21文字)
 !#%&(),-.:<=>?@[]{}

例えば、TextBoxに、各文字列を表示した場合は、以下のように表示されます。

・半角英数字「Visual Studio 2008」
※スペース毎にワードラップされます。

・半角英数字 「VisualStudio2008」
※コントロール幅で自動改行されます。

・全角 「グレープシティ株式会社」
※コントロール幅で自動改行されます。

・全角+半角英数字 「グレープCity inc.」
※半角文字の前でワードラップが発生します。


上記以外に、改行後の先頭に拗音や句読点などが出力される場合や、行末に通貨記号や起こしのカッコ類が出力される場合に禁則処理が働きます。

◆行頭禁則文字
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◆行末禁則文字
$([{£¥‘“〈《「『【〔$([{「£¥

・「グレープシテイ」
※禁則処理は働きません。

・ 「グレープシティ」
※「ィ」の文字で行頭禁則処理が働きます。

・ 「グレープシ(ティ)」
※「(」の文字で行末禁則処理が働きます。
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