Windows VistaおよびWindows Server 2008上で使用する場合の注意事項を知りたい
対象製品
ActiveReports 2.0J Professional
詳細
Windows VistaおよびWindows Server 2008上で ActiveReports 2.0J を使用する場合の注意事項等につきましては、以下の内容をご覧ください。
インストール/アンインストールを正しく行うには
ActiveReports 2.0J(SP1以降)のインストール/アンインストール方法について説明します。
制限、注意事項
ActiveReports 2.0J(SP1以降)固有の制限や注意事項について説明します。
ASPで使用する際に、IIS7.0上で必要となる設定について
IIS7.0(Internet Information Services)上で、ActiveReports 2.0J(SP1以降)を使用する際に必要となる設定について説明します。
インストール/アンインストールを正しく行うには
ActiveReports 2.0J(SP1以降)のインストール/アンインストール方法について説明します。
制限、注意事項
ActiveReports 2.0J(SP1以降)固有の制限や注意事項について説明します。
ASPで使用する際に、IIS7.0上で必要となる設定について
IIS7.0(Internet Information Services)上で、ActiveReports 2.0J(SP1以降)を使用する際に必要となる設定について説明します。
- IIS7.0とコンポーネントをインストール
ASPを使えるように環境を準備します。 - MIMEタイプの設定
ファイルを認識できるように、拡張子を設定します。 - ASPバッファの最大サイズを変更する
4MB以上のバイナリデータのレスポンスを行う場合に、設定が必要です。 - Webcacheサービスを開始し、ハンドラやDCOMのアクセス許可を設定する
Professional EditionのWebキャッシュ機能を使用する場合に、設定が必要です。 - 一時ディレクトリにファイルを出力できるようにする。
ファイルの出力を行うための、設定が必要です。
インストール/アンインストールを正しく行うには
- 以下のいずれかの方法で、インストーラ/アンインストーラを実行してください。
- 方法1
- UAC(ユーザーアカウント制御)を無効にして、インストーラ/アンインストーラを開始します。
- 方法2
- インストーラ/アンインストーラを起動した際に表示される以下のユーザーアカウント制御の警告で、「許可」を選択します。
- ActiveReports 2.0J SP1 のインストール中に、IE4.01(SP1)以上がインストールされていないとみなされ、以下の警告が表示されます。
<いいえ>ボタンをクリックして続行してください。
(ActiveReports 2.0J SP2 のインストール時には表示されません。)
制限、注意事項
- BarCodeコントロールのヘルプが表示できません。
Windows VistaおよびWindows Server 2008には、Windowsヘルププログラム(WinHlp32.exe)が含まれなくなりました。そのため、Windowsヘルプ形式のヘルプファイル(拡張子.hlp)を開くことができません。
マイクロソフト社では、ダウンロード版のWinHlp32.exeを「Microsoftダウンロードセンター」で提供しています。詳細については、マイクロソフト社のサポート技術情報を参照してください。
Windows ヘルプ (WinHlp32.exe) プログラムを必要とするヘルプ ファイルを開けない - Upgrade WizardのVisual Basic 5.0対応版(BUPGWIZ5.EXE)は、サポート対象外です。
Upgrade WizardのVisual Basic 5.0対応版は、Microsoft社のVisual Basic 5.0のSP3、もしくはそのランタイムがインストールされている必要があります。しかしこれらのランタイムは、Windows VistaおよびWindows Server 2008で動作が保証されていないため、Upgrade WizardのVisual Basic 5.0対応版もサポート対象外となります。 - ランタイムファイルを追加で配置しなければならない場合があります。
Windows Server 2008では、いくつかのVisual Basic 6.0ランタイムファイルが同梱されません。そのため、例えば、製品に付属するサンプルを実行すると、「COMCT332.OCXを読み込めません。」等のエラーが発生する場合があります。
また、ActiveReports のデータソースコントロール自体は、内部的には Visual Basic(MDAC)の各種ライブラリを使用しております。
例えば、DAODataControl は、DAOランタイムライブラリ(例:DAO360.dll)を使用しておりますが、DAOランタイムライブラリは、「MSRDO20.dll(リモートデータオブジェクトライブラリ)」を内部的に参照していることが、過去の事例として確認されております。
しかしながら、Windows Server 2008環境には「MSRDO20.dll」は、デフォルトではインストールされていないため、別途インストール(レジストリ登録を含む)する必要がございます。
このように、Windows Server 2008環境でアプリケーションを実行する場合には、Windows Server 2008環境に同梱されていないランタイムファイルを必要に応じてインストールしなければなりません。
ランタイムファイル等の詳細については、マイクロソフト社のサポート技術情報を参照してください。
Windows Vista、Windows Server 2008、Windows 7、および Windows 8 に対する Visual Basic 6.0 のサポートに関する声明
ASPで使用する際に、IIS7.0上で必要となる設定について
- IIS7.0とコンポーネントをインストール
IIS7.0は、デフォルトでオペレーティング システムにインストールされません。それぞれのOSで、以下のようにインストールを行ってください。
- Windows Vistaにインストールする
(1) Windowsのスタートボタンをクリックし、[コントロールパネル]から[プログラム]を開きます。
(2) [プログラムと機能]にある[Windows機能の有効化または無効化]を開きます。
(3) 以下のように、必ずASPとISAPI関連をチェックしてインストールしてください。
- Windows Server 2008にインストールする
(1) Windowsのスタートボタンをクリックし、[管理ツール]から[サーバーマネージャ]を開きます。
(2) [役割の概要]にある[役割の追加]を開きます。
(3) 役割の追加ウィザードを使い、Webサーバーを追加します。
(4)Webサーバーロールを以下のように追加して、ウィザードの指示に従いインストールしてください。
- Windows Vistaにインストールする
- MIMEタイプの設定
IIS6.0以降は、静的コンテンツの要求に対して、登録されていない拡張子を持つファイルへの応答を行いません。この変更により、PowerTools製品で使用する拡張子はMIMEマップに登録する必要があります。IIS7.0では以下のように行います。詳細については、IISのヘルプやMSDNを参照してください。
(1) Windowsのスタートボタンをクリックし、[コントロールパネル]-[システムとメンテナンス]-[管理ツール]から、インターネットインフォメーションサービスマネージャを起動します。
(2) MIMEの種類を追加するWebサイトまたはWebサイトディレクトリをクリックします。
(3) [MIMEの種類]をクリックし、右ペインより[機能を開く]を選択します。
(4) [追加...]を選択し[MIMEの種類の追加]ダイアログで以下のように、 「ファイル名拡張子(E)」に「.rdf」、「MIMEの種類(M)」に「application/octet-stream」と入力します。
(5) <OK>ボタンをクリックします。 - ASPバッファの最大サイズを変更する
IIS6.0以降では、ASP応答のバッファの最大サイズがデフォルトで約4MBに制限されており、この値を超えた場合、クライアントにエラー「500」が返されます。たとえば、ResponseオブジェクトのBinaryWriteメソッドを使用して、4MBを超えるバイナリデータをレスポンスさせる場合などが該当します。IIS7.0では以下のように最大サイズを変更します。詳細については、IISのヘルプやMSDNを参照してください。
(1) Windowsのスタートボタンをクリックし、[コントロールパネル]-[システムとメンテナンス]-[管理ツール]から、インターネットインフォメーションサービスマネージャを起動します。
(2) バッファのサイズを変更したいWebサイトまたはWebサイトディレクトリをクリックします。
(3) [ASP]をクリックし、右ペインより[機能を開く]を選択します。
(4) [制限プロパティ]の「応答バッファ処理の制限」に許可したいサイズを入力します。
(5) 設定した内容を適用します。 - Webcacheサービスを開始し、ハンドラやDCOMのアクセス許可を設定する
Professional Editionの機能であるWebcacheサービスを動作させるには、IIS 上にWebサービスで実行するISAPIとしてWebcache.dllを追加し許可する必要があります。IIS7.0では以下のように追加します。詳細については、IISのヘルプやMSDNを参照してください。
(1) Windowsのスタートボタンをクリックし、[コントロールパネル]-[システムとメンテナンス]-[管理ツール]から、インターネットインフォメーションサービスマネージャを起動します。
(2) コンピュータ名を展開します。
(3) [ISAPIおよびCGIの制限]をクリックし、右ペインより[機能を開く]を選択します。
(4) [追加...]を選択し[ISAPIまたはCGIの制限の追加]ダイアログで以下のように、 「ISAPIまたはCGIパス(I)」にパスつきで「WebCache.dll」、「説明(D)」に任意の名前を入力し、「拡張パスの実行を許可する(A)」チェックボックスをオンにします。
(5) <OK>ボタンをクリックします。
(6) 正しく追加され、「許可」になっていることを確認します。
(7) ハンドラのアクセス許可を設定するWebサイトまたはWebサイトディレクトリをクリックします。
(8) [ハンドラマッピング]をクリックし、右ペインより[機能を開く]を選択します。
(9) リストから”ISAPI-dll”を選択し、右下ペインの「ハンドラのアクセス許可の編集...」または「機能のアクセス許可の編集...」を選択します。
(10) [ハンドラのアクセス許可の編集]ダイアログまたは[機能のアクセス許可の編集]ダイアログで「実行(E)」チェックボックスをオンにします。
(11) <OK>ボタンをクリックします。
(12) Windowsのスタートボタンをクリックし、[すべてのプログラム]-[アクセサリ]から、コマンドプロンプトを右クリックして、表示されるポップアップメニューから「管理者として実行(A)...」を選択して起動します。
(13) “Dcomcnfg.exe”を入力し、コンポーネントサービスを起動します。
(14) [DCOMの構成]より「WebCacheService」を右クリックし「プロパティ(R)」を選択します。
(15) [セキュリティ]タブの「起動とアクティブ化のアクセス許可」で、カスタマイズオプションボタンを選択し、<編集(E)...>ボタンをクリックします。
(16) <追加(D)...>ボタンをクリックして、IUSRを追加し、「ローカルからの起動」と「ローカルからのアクティブ化」の許可をチェックします。
(17) <OK>ボタンをクリックします。
(18) [WebCacheServiceのプロパティ]ダイアログでも<OK>ボタンをクリックします。
(19) Windowsのスタートボタンをクリックし、[コントロールパネル]-[システムとメンテナンス]-[管理ツール]から、サービスを起動します。
(20) 「World Wide Web Publishing Service」を右クリックし、IISを再起動します。 - 一時ディレクトリにファイルを出力できるようにする
IIS7.0では、ユーザーディレクトリの下の一時的なディレクトリ(たとえば、アプリケーションプールIDが"NetworkService"に設定されている場合は、「%windir%serviceprofiles¥networkservice¥AppData¥Local¥Temp」)には、そのユーザー以外が書き込みをすることはできません。この回避方法はいくつかありますが、例として以下に1つの方法を説明します。詳細については、IISのヘルプやMSDNを参照してください。
(1) Windowsのスタートボタンをクリックし、[コントロールパネル]-[システムとメンテナンス]-[管理ツール]から、インターネットインフォメーションサービスマネージャを起動します。
(2) コンピュータ名を展開し、[アプリケーション プール]を選択します。
(3) [操作]欄の[アプリケーション プールの既定値の設定...]をクリックします。
(4) [プロセス モデル]の[ID]を"NetworkService"に、[ユーザー プロファイルの読み込み]を"False"に設定し、[OK]ボタンをクリックします。
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機能・仕様