インターネットに接続できない環境で、アプリケーションの起動が遅くなってしまいます

文書番号 : 31110     文書種別 : 技術情報     最終更新日 : 2011/07/30
文書を印刷する
対象製品
ComponentOne Studio 2008J
詳細
本製品のセットアッププログラムは、製品フォルダ直下の Bin2 フォルダに未署名センブリをインストールします。また、Bin2_Signed フォルダに電子署名付きのアセンブリを保存します。本製品インストール時は、デフォルトで未署名アセンブリが使用されるようになっています。

ネットワークに接続されていない環境で電子署名付きのアセンブリを使用すると、現在の Windows セッション内で初めてアセンブリを使用する際に、読み込みに時間がかかる場合があります。この現象は、OS がアセンブリに付与された証明書の有効性を検証するためインターネットに接続し、タイムアウトが発生するまで処理が戻らないために発生します。このため、本製品インストール時は、デフォルトで未署名アセンブリが使用されるようになっています。

電子署名付きのアセンブリをインターネットに接続できない環境で使用する場合は、以下の手順によりCRLのダウンロードを実行しないように設定することで回避可能です。CRLをダウンロードしない場合でも本製品を利用することは可能です。

1. [コントロール パネル] - [インターネット オプション] を実行します。
2. [インターネットのプロパティ] ダイアログで [詳細情報] タブ を選択します。
3. [発行元証明書の取り消しを確認する] のチェックボックスをオフします。

また、.NET Framework 2.0 Service Pack 1以降では、*.exe.configに以下の行を追加することにより、アプリケーション開始時の署名検証を無効にすることができます。

<configuration>
  <runtime>
    <generatePublisherEvidence enabled="false"/>
  </runtime>
</configuration>