テキストを縦書きで出力できますか?
対象製品
ActiveReports for .NET 9.0J
詳細
レポート上に文字を縦書きで出力する方法は、レポートの形式によって異なります。
※複数行文字列の縦書きには対応していません。
文字列が縦書きで出力されます。(長音記号や括弧などの特定文字も縦書き用に最適化されます。)
なお、複数行文字列の縦書きに対応しており、文字列が上から下に向かって描画された後、コントロールの高さにあわせて、自動的に左側に改行されます。
また、以下のような制限事項が存在します。あらかじめご注意ください。
セクションレポートの場合
以下1.および2.の手順を両方とも行うことで、文字列を縦書きで出力できます。※複数行文字列の縦書きには対応していません。
- 文字列を縦方向に1行で出力するように調整する
TextBoxやLabelコントロールのMultiLineプロパティを"True"に設定した上で、以下のいずれかの方法により、文字列を縦方向に1行で出力するように調整します。
方法1)コントロールの幅を狭める
方法2)Paddingプロパティを使用してコントロール内の余白を調整する
方法3)1文字ごとに改行する
方法3のように文字列自体に改行を含める場合、デザイナ上で直接編集したり、プロパティグリッドから編集することが可能です。
または、以下のサンプルコードのように、コードから設定することもできます。
◆サンプルコード(VB.NET)
Dim sTmp As String
sTmp = "グ" + Environment.NewLine
sTmp += "レ" + Environment.NewLine
sTmp += "ー" + Environment.NewLine
sTmp += "プ"
Me.Label1.Text = sTmp
◆サンプルコード(C#)
string sTmp;
sTmp = "グ" + Environment.NewLine;
sTmp += "レ" + Environment.NewLine;
sTmp += "ー" + Environment.NewLine;
sTmp += "プ";
this.label1.Text = sTmp; - 文字の方向を縦書き用に設定する
TextBoxおよびLabelコントロールのVerticalTextプロパティを"True"に設定することで、特定文字(長音記号や括弧など)の描画が縦書き用に最適化されます。
ただし、Excel、Text、RTFの各エクスポートについては、縦書きは無効になります。
また、VerticalTextプロパティをTrueに設定した場合、ShrinkToFitプロパティによるフォントサイズの自動縮小は行われません。
VerticalTextプロパティを使用した縦書きの概要や制限事項、対応文字一覧については、製品ヘルプの以下のトピック内の「縦書き」以降の項をご参照ください。
ActiveReportsユーザーガイド
- 概念
- セクションレポートの概念
- セクションレポートのレポートコントロール
- Label
- TextBox(セクションレポート)
ページレポートの場合
TextBoxコントロールのWritingModeプロパティを"tb-rl"に設定してください。文字列が縦書きで出力されます。(長音記号や括弧などの特定文字も縦書き用に最適化されます。)
なお、複数行文字列の縦書きに対応しており、文字列が上から下に向かって描画された後、コントロールの高さにあわせて、自動的に左側に改行されます。
また、以下のような制限事項が存在します。あらかじめご注意ください。
- ShrinkToFitプロパティは無効になります。
- HTML形式の描画拡張機能を使用してエクスポートした場合、横方向の中央揃えと左揃え(VerticalAlignのMiddleとBottomに相当)が有効になりません。
- PDF形式とTEXT形式のエクスポートフィルタ機能を使用してエクスポートした場合、縦書きは無効になります。
関連情報
キーワード
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