コピーしたセル範囲の値を、結合されたセルに貼り付ける場合の動作について

文書番号 : 39657     文書種別 : 技術情報     登録日 : 2016/11/15     最終更新日 : 2016/11/15
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SPREAD for WPF 1.0J
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セル範囲をコピーし、結合されたセルに貼り付ける場合、先頭セルに貼り付けられた値が表示されますが、結合セルの先頭セル以外にも値が設定されています。

たとえば、A1,A2,A3のセルが結合されていて「AA」という値が表示されているとき、B1,B2,B3のセル(それぞれの値はB-1、B-2、B-3)範囲をコピーし、A1~A3の結合セルに貼り付けると「B-1」という値が表示されます。
結合セルを選択、コピーし、別の結合されていないセルに対し貼り付け動作を行うと「B-1」「B-2」「B-3」という値が設定されます。これは、クリップボード操作において、結合セルはセル範囲とみなされているための動作となります。

セルの結合状態をクリップボードに含めるには、コントロールのClipboardCopyOptionsおよびClipboardPasteOptionsプロパティに、"Formatting"が含まれるように設定します。既定では"Values"および"Formula"が設定されています。
結合されてないセル範囲をコピーし、結合されているセルに貼り付けると結合は解除されます。また、結合セルをコピーし貼り付けを行った場合、結合状態を保ったまま貼り付けられます。

◎サンプルコード(VB)
GcSpreadGrid1.ClipboardCopyOptions = GrapeCity.Windows.SpreadGrid.ClipboardCopyOptions.All
GcSpreadGrid1.ClipboardPasteOptions = GrapeCity.Windows.SpreadGrid.ClipboardPasteOptions.All

◎サンプルコード(C#)
gcSpreadGrid1.ClipboardCopyOptions = GrapeCity.Windows.SpreadGrid.ClipboardCopyOptions.All;
gcSpreadGrid1.ClipboardPasteOptions = GrapeCity.Windows.SpreadGrid.ClipboardPasteOptions.All;

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