Elixir Report 8.4J同梱のJava 6/7のOracle社公式サポート終了およびJavaアップデート推奨について

文書番号 : 41461     文書種別 : 技術情報     登録日 : 2017/12/22     最終更新日 : 2017/12/22
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対象製品
Elixir Report 8.4J
詳細
Elixir Report 8.4JではJavaバージョン6、7、8をサポートしており、製品にはOracle社の提供するJava 6またはJava 7が同梱されていました。

Java 6、Java 7のOracle社の公式サポートは既に終了しています。そのため、今後Elixir Report 8.4Jの不具合等に対応した修正パッチをご提供する場合はJava 8がベースとなり、Java 6、Java 7ではお使いいただけない可能性があります。
また、Oracle社の公式サポート終了に伴い、脆弱性に対応したアップデートは提供されないため、継続してお使いいただく場合は脆弱性を利用した攻撃等の危険性があります。

以上のことから、Elixir Report 8.4Jに同梱のJavaバージョンをお使いのお客様には、Java 8へのアップデートを推奨いたします。Elixir Report 8.4Jで使用するJavaバージョンは、後述の方法で変更が可能です。

なお、Java 6またはJava 7をお使いで問題が発生した場合にも、これまで通りサポートへのお問い合わせは可能です。しかしながら、問題の原因がお使いのJavaバージョンによるものと判明した場合には、その旨をご報告し、サポート案件を終了させていただく場合がございます。あらかじめご了承くださいますよう、お願い申し上げます。

※Elixir Report 8.4Jリリースノートには「レポートデザイナ、レポートサーバーは製品にバンドルされるJava環境のみサポート」と記載がありますが、Oracle社のJavaバージョンサポート終了に伴い、本記事の内容を優先いたします。


■Javaバージョンの変更方法
以下のいずれかの方法で、使用するJavaバージョンを変更することができます。

【方法1】ファイルのJavaのパスを編集する

1. お使いの環境に、Java 8をインストールします。

2. お使いのOSに応じたレポートデザイナ、レポートサーバー用のファイルを、テキストエディタ等で開きます。

 Windowsの場合
 <インストールルート>¥bin¥designer.lax
 <インストールルート>¥bin¥reportserver-start.lax

 UNIX、Linuxの場合
 <インストールルート>/bin/designer.lax
 <インストールルート>/bin/reportserver-start.sh

3. 指定されたJavaのパスを、お使いの環境にインストールされたJava 8のパスに変更して、上書き保存します。

 laxファイルの場合
 lax.nl.current.vm=..¥¥jre¥¥bin¥¥java.exe

 shの場合
 JAVACMD="../jre/bin/java"

4. レポートデザイナ、レポートサーバーを再起動します。


【方法2】<Elixir Report 8.4Jルート>/jreに、Java 8のjreフォルダを上書きする

1. お使いの環境に、Java 8をインストールします。

2. インストールしたJava 8の/jreフォルダを、<Elixir Report 8.4Jルート>/jreに上書きコピーします。

3. レポートデザイナ、レポートサーバーを再起動します。