第18回
条件式と演算子~制御構造をさらに理解する
条件によって処理を分岐するifや処理を繰り返すfor、whileなどの制御構造については、本コラムの第5回から第10回まで長期にわたって説明してきました。これまでの連載のうち1/4近くの分量を割いたことになります。

なぜこんなにしつこく制御構造を取り上げたのかというと、それは『制御構造こそがプログラミングの最重要項目』だと考えているからです。そして、制御構造の動作を決める最も重要な部分が『条件式』です。

条件式は言葉で説明すると非常に単純ですが、現実の仕事をソースコードに置き換える際に障壁――バグの元――となることがよくあります。

制御構造の決め手となる条件式について、もう一度考えてみます。

長谷川 裕行(はせがわ ひろゆき)

大阪芸術大学 写真学科で映像文化をテーマに研究、講師を務める一方でライター、テクニカルアドバイザーとしても第一線で活躍中。

実践的な業務アプリケーションの知識を生かし、プログラミングの“キモ”を親しみやすい文章で日経ソフトウエアなどに連載している。

主な著書は『ためしてナットクSQL』『つくってナットクVisualBasic 』など多数。
URL : http://www.hirop.com/