第39回
プログラミングの周辺事項(2)~きれいでわかりやすいソースとは?
Cに限らず、プログラムのソースの書き方ではよく「きれいなソース」といった表現が用いられます。「ふむふむ、そのとおりだよなぁ」などと思ってしまうのですが、実のところどのように書けばよいのか、はっきりしません。

「きれい」という言葉は曖昧で、具体的なことは不明瞭です。ソースコードは機械に対する『命令書』ですから、整然としていなければなりません。さらに、人間が読んだときにわかりやすいものであることも重要です。どうやら「きれい」という表現は、そのようなことを指しているようです。

きれいでわかりやすいコードについて、考えてみましょう。

長谷川 裕行(はせがわ ひろゆき)

大阪芸術大学 写真学科で映像文化をテーマに研究、講師を務める一方でライター、テクニカルアドバイザーとしても第一線で活躍中。

実践的な業務アプリケーションの知識を生かし、プログラミングの“キモ”を親しみやすい文章で日経ソフトウエアなどに連載している。

主な著書は『ためしてナットクSQL』『つくってナットクVisualBasic 』など多数。
URL : http://www.hirop.com/