Webアプリ開発事始 第24回

WebサイトとWebアプリのデザインを考える(2) 長谷川裕行
有限会社 手國堂

Webアプリケーションの開発というと、どうしてもASPやJavaサーブレットなど内部的な仕組みに関心が行きがちです。プログラミングなのですから、それは当然でしょう。しかし、Webに限らずどのようなアプリケーションでも、それを使うユーザーの利便性を抜きにして、性能やプログラミング・テクニックばかりを語る訳にはいきません。

特にWeb環境では、OSのシェルではなくブラウザに映し出されたWebページが、アプリケーションの実行環境となるため、一般的なアプリケーション以上にユーザーインターフェイスに注意を払わなければなりません。

WebサイトとWebアプリケーションのデザインにおける、ユーザーの利便性を考えてみます。


- 目次 -
Webアプリはサイトの一部
Webサイトが扱いやすさを左右する
Webアプリの2つの<場所>
どこに「戻ればいい」のか?
戻り先は同じではない
異なる戻り先に対応させる
ユーザーを把握する
ユーザーを知る
混在こそがインターネット
ターゲットを明確にする
想定と限定の違い
情報の分類
分類には手作業の柔軟性を
分類は試行錯誤の連続
階層構造と戻り先の問題
JavaScriptで対処する
自分の居場所が分からない
ワープを使いすぎない
その他の注意点
ボタン位置の統一
トップページのフレーム
OSとブラウザの違い
割り切りも必要
あとがき
長谷川 裕行 (はせがわ ひろゆき)
有限会社 手國堂 代表取締役   http://www.hirop.com/

テクニカルライターとして活躍。プログラミングに関する著書多数、DB Magazineなどにも多くの記事を提供している。

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