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ActiveReports 2.0J Standard

ActiveReports 2.0J のレポートをブラウザ上でプレビューする方法として、HTML内で OBJECTタグで ActiveXビューワ（arview2.cab）をWebフォーム上に配置する方法があります。

ActiveXビューワが配置されたページを開くと、Internet Explorer の機能によって、サーバー上の Cabファイルがクライアントにダウンロード（インストール）され、プレビュー表示に使用されます。

この時、クライアントにインストールされている ActiveXビューワのバージョンが、サーバー側でレポート生成を行っている ActiveReports のランタイムファイルのバージョンより古い場合、レポートが正しく表示されない現象が発生することがあります。

こうした状況を回避するためには、クライアント上に既にインストールされている ActiveXビューワを適切なバージョンのものに更新する必要があります。具体的には以下のような方法はあります。これらの内のいずれかの処理を行ってください。

1. クライアント側で既存のファイルを削除する方法
   以下の手順で、クライアントにインストールされた古い ActiveXビューワコントロール（"ActiveReports Viewer2"）を削除することができます。
   
   [[IE5]ActiveX コントロールを削除する方法]
   http://support.microsoft.com/kb/154850/ja
   
   [ActiveX コントロールを整理してみよう]
   http://support.microsoft.com/kb/882803/ja
   
   [Internet Explorer のアドオン : よく寄せられる質問]
   http://windows.microsoft.com/ja-JP/windows-vista/Internet-Explorer-add-ons-frequently-asked-questions
   ※「アドインまたは ActiveX コントロールを削除できますか。」をご覧ください。
   
   [Internet Explorer 9 でアドオンを管理する方法]
   http://windows.microsoft.com/ja-JP/windows7/How-to-manage-add-ons-in-Internet-Explorer-9
   ※「インストールされている ActiveX コントロールを削除するには」をご覧ください。



2. アプリケーション側で指定する方法
   HTML 内の arview2.cab を指定する OBJECTタグの"codebase"属性に、下記のようにバージョン番号を明示的に記述してください。
   
   • 方法１.指定したバージョンのCabファイルより古い場合にダウンロードされるようにする
     クライアント環境にインストールされている ActiveXビューワのバージョンが"codebase"属性に記述したバージョンよりも古い場合に、ダウンロードが行われるようになります。
     
     <OBJECT id= "arv" codeBase="arview2.cab#version=2,4,2,1306"
     （以下略）
   
   
   
   • 方法２.常に最新版のCABがダウンロードされるようにする
     バージョン番号を全て-1にすることで、ページが要求されるたびに、IEは新しいバージョンの Cabファイルが存在しないかどうかを確認します。
     
     <OBJECT id= "arv" codeBase="arview2.cab#version=-1,-1,-1,-1"
     （以下略）

なお、ActiveXビューワに限らず、クライアント環境にActiveXコントロールをダウンロード（インストール）する場合には、実行ユーザーの権限やInternet Explorerのセキュリティ設定等が関連します。詳細については、こちらをご覧ください。

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